香りのグループ

香水の香りのグループは「オルファクトリイグループ(Olfactory Groups)」と呼ばれ、大きく7つのカテゴリーに分けられます。また、メインの香りの下にはサブグループがあり、メインの香りにアクセントととなるプラスの要素を掛け合わせた香りで香水を製造するうえで共通認識として使用されています。

アロマティック

アロマティックノートの香りとは主に、セージ、ローズマリー、クミン、ラベンダーといったハーブを想像させます。また、これらの香りのよいハーブ類をベースに柑橘系やスパイシー系な香りを合わせ構成されることも多く、男性向けの香水に用いられる定番のノートです。

柑橘系の香りは古くて種類も豊富です。レモン、オレンジ、ベルガモット、グレープフルーツ、マンダリンなど。

ウッディ系の香りは、木の温もりや温かみのあるフレグランス。サンダルウッドやスギなどの香木類だけでなく、パチョリやベチバーのように葉や根も含まれます。歴史も古くこれまでメンズ向け香水の代表的な香りとして位置づけられてきましたが、昨今では、フローラルやフルーティーの要素を足すことで、女性向けの新しい香りとして人気が高まっています。

amber

アンバーの香りは、官能的でアニマリック。エキゾチックな花やスパイスを掛け合わせることで、より妖艶な印象となります。

chypre

シプレーは、1917年にフランスの香水商フランソワ・コティが手掛けた香水のシプレーにちなんで名付けられたグループ。シプレとはフランス語でキプロス(ギリシャ)を意味します。このシャープで品のある香りは主に、オークモス、ラブダナム、パチョリ、ベルガモットを合わせた古典的なノート。

レザーグループ

なめし革の匂い。バーチタールやカストリウム、合成香料のイソブチルキノリンの香り。