パルファム、オーデパルファム、オードトワレ、オーデコロンの違いとは?

香水の濃度と賦香率

香水のアルコール濃度の違いを香料業界では「賦香率(ふこうりつ)」と呼びます。

香水の販売元の国に合わせて「パルファム」が「パルファン」、「オードトワレ」は「オードゥトゥワレット」など呼び方や表記が異なる場合がありますが、香水の濃度のベースはこの4種類となります。
この4種類の違いとは香水に含まれるアルコールの量と精油成分の割合の違いで、精油が多いものでは30%程度含まれており、少ないものは4%程度といった濃度に違いがあります。

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現在販売されている香水の濃度は基本的にざっくりと4種類に分けられています。

香水の4種類の濃度の違いについて

パルファン(約20〜30%の精油を含む)
パルファンは、最も精油濃度が多いものになります(20%以上の賦香率)。
パルファンは香水の中でも精油成分が多いので、香りの持続性が長いものである可能性は高いです。成分に希少価値が高いものや、高級素材をたっぷり使ったものなどであればそれ相応の価格となります。 物にはよりますが非常に濃い香りである可能性が高いので、この香りを身に着けてオフィスやレストランなどを訪れる際には十分な注意が必要です。また、敏感肌や乾燥肌の方はアルコール成分が少ないので、濃度の高いパルファンをお試しされるのがおすすめです。
オードパルファム(約15〜20%の精油を含む)
これはパルファムの次に賦香率が高い香りの濃度です。平均で約4〜5時間安定して香りますが、アルコールの量はパルファムに比べて多くなりますので、敏感肌の方は影響が出る可能性が高くなりますので注意が必要です。
オードパルファムのオードとはフランス語で水を表し、これはパルファムを薄めたものであるため、オードパルファンと呼ばれています。また今、世界中で販売されている香水の多くはオードパルファンです。
オードパルファンの香りの持続性はだいたい朝から夕方くらいまで香り持ちがするとされていて、ものによっては夜まで持続するものもあります。
オードトワレ(約5〜15%の精油を含む)
使いやすい香水をお探しなら、オードトワレがオススメです。 精油の濃度が5%~15%程度のため、オードパルファムより価格はお手頃です。 香りの持続性は約2〜3時間程度。 オードトワレの語源はフランス語の「faire sa toilette」で、これは「身だしなみを整える」という意味で、オードトワレが普段使い用の香水であることを表しています。
オーデコロン(約2〜4%の精油を含む)
精油の濃度は低く(約2%〜4%程度)でアルコール度数は高いです。また、精油成分が薄い分、比較的に安価というイメージである。香りの持続性に関しては約2時間程度は続くといったところです。
オーデコロンの歴史は古く、フランス語で直訳すると「ケルンの水」といい、ローマ時代にナポレオンがドイツの南部のケルンの町からフランスに持ち帰った香水の原点ともいわれています。
ちなみにコロンのことをドイツ語ではケルンと呼びますが、フランスではコローニュ、イタリアやスペインではコロニアとそれぞれ原産国の言葉に合わせて表記や呼び方が異なる場合がありますが、どれも同じ「Cologne」の香水です。 また、オーデコロンは大きい容量のものが多いのですが、これは1日の間で何度か付け直す香水として作られているためです。
日本では香水が苦手な方やふんわり香らせたい方が好むことが多いかと思いますが、逆に常にしっかり香らせたいような方はこまめ付け直しが出来るコロンが使い勝手が良いとされる場合もあります。
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コロンがなぜ安いのか?アルコール成分が多いからということがわかりますね。

香水は使う際には、時と場合(TPO)を適切に守ることが大切です。香水の誤った使い方は気づかずに周りに嫌な思いをさせてしまう、「スメルハラスメント」になりかねません。 時と場合で適切な濃度のものを合わせることも香り選びの重要なポイントのひとつになります。よく香りを長持ちさせたいと濃度が濃いものを探される方がおられますが、高価な香水だからかならずしも濃度が濃いというわけではなく、安くても香りのパフォーマンスがよい香水もたくさんありますのでこればっかりはいろいろ試さないとわからないところでもあります。

ABOUT ME
momo
香の森の管理人「momo」です。某フレグランスショップの店員として勤めておりましたが、現在はWebデザイナーとしてHP製作を生業とする。香水沼にハマるきっかけは、クルジャンのバカラルージュ540で今でも愛用。香水の魅力を分かりやすく伝えたいと思い立ち図鑑のようなサイトを目指しています。こつこつと時間を作ってまとめていますので、香水探しのお役に立てれば幸いです。